株式会社
アークアカデミー
一力絵美様

株式会社アークアカデミー研修事業部主任の一力絵美様にインタビューしました。(広報誌 TOKIWA 2024 SPRING vol.215より)

日本語教育と介護施設とのつながりを大切に

― 最初に、株式会社アークアカデミーの業務内容をお知らせいただけますか。
アークアカデミーは留学生だけではなく、ビジネスパーソン・研修生・短期滞在者・日本人配偶者等様々な方達への日本語教育を行っています。また日本語教師になるための、日本語教師養成講座も開講しています。グループ校が東京都内に3校舎、京都に1校舎あります。

― 最近力を入れているのはどのような分野でしょうか。
コロナ以降は対面授業の他にオンラインによる授業も行っておりますし、外国人児童や難民に対する日本語学習支援にも携わっています。また、日本語試験対策や就職活動、介護や様々なビジネス場面で使える日本語教材開発にも力を入れています。

日本語学習者と授業の休憩時間に

― 一力様はこのお仕事を選ばれてどんな点がよかったと思われますか。
最初はひらがなを書いたり読んだりすることもできなかった人が、勉強を続けていくことでどんどん上達していく姿を見るととても嬉しく思います。時が経ち、皆が日本の社会で生活をし、仕事をしている姿を見るととても頼もしく、日本語を学んでいる外国人と日本とのかけ橋になれたと非常にやりがいを感じます。そして皆の頑張っている姿を見て私自身ももっと向上しなければいけないなと常に良い刺激をもらっています。

ベトナムでの日本語研修修了式で

― ときわ園の魅力をお聞かせください。
何度かときわ園さんにお伺いしましたが、まず自然に囲まれた環境の良い場所だと感じました。そして施設長さんをはじめ職員の方々はどなたも笑顔があふれ、何事にも協力的・積極的で、温かく穏やかな印象があります。外国人介護士の方ものびのびとお仕事をされていますので、外国人の受け入れ体制が整っており組織として働きやすい環境なのだろうと感じました。数十年先の話にはなるだろうと思いますが、私もお世話になりたいと思う施設です。

― ときわ園には今後どんなことを期待しますか。
ときわ園の皆様には、ときわ園で働く外国人介護士だけでなく、アークアカデミーのEPA研修を通じて、ベトナム・フィリピンのEPA候補者全体の育成にもご協力いただいています。コロナ前はベトナム人候補者の施設見学を受け入れていただいていましたし、現在も毎年ベトナム・フィリピンのEPA訪日後研修にて介護福祉士候補者に対して介護の講義を実施していただいています。引き続き外国人介護士への支援にご協力いただきたく、今後状況が落ち着いたら施設見学等対面での研修や交流の機会をいただければありがたく思っています。そしてこれからも日本人、外国人の垣根のない、温かく穏やかな環境づくりをぜひ続けていっていただきたいと思います。

一力様、この度はインタビューに応じてくださりありがとうございました。