
千葉市介護相談員 石澤秀様と大中紀美子様
千葉市介護相談員の石澤秀様と大中紀美子様にインタビューしました。ときわ園は、千葉市から派遣されるお二人の訪問を毎月受けております。(広報誌 TOKIWA 2024 AUTUMN vol.217より)
― 千葉市介護相談員の活動内容をお知らせいただけますか。
石澤様
介護相談員は、介護サービス相談・地域づくり連絡会が主催する養成・現場研修、スキルアップを目的とする現任研修を全国の介護相談員と行います。各施設を訪問し、ご利用者やご家族の疑問や不安に対し、サービス改善方法等を検討、事業所の職員の相談も受け、ご利用者等と事業者の橋渡し役の活動をしております。
大中様
介護相談員は、千葉市の介護相談員派遣等事業として、希望する事業所に2人1組で月1回程度訪問しています。ご利用者のお話を聞き、疑問や不満、不安を受け付け、事業所や行政に橋渡しをしながら、問題の改善や介護サービスの質の向上を図ることを目指して活動しています。
― 介護相談員に関わるようになられたのはどうしてですか
石澤様
リタイアしてからは介護に関わりたいと思い、初任者研修を得て、介護福祉士の資格を取りました。ボランティアで高齢者施設にて通院専門の付き添い業務を行うと、私が一緒にいることで安心してくださり、笑顔を見せてくださることが喜びでした。
大中様
介護職としてデイケアで7年間、ケアマネージャーとして14年間勤めました。退職後、街中で高齢者を見かけると気になって仕方ない自分に気付きました。介護相談員になることで、人生の大先輩である高齢者とまた接することができるとの思いで、関わらせていただいています。

ご利用者と話される大中様
― この活動をされてどんな点が良かったと思われますか
石澤様
多くの方からお話を聞くことができて、歩いてきた人生、これから歩んでいくと思う人生を教えていただき、私とお話ができて「良かった」「楽しかった」と喜んでいただき、私の手を触って、「お父さんの手だ」「息子の手だ」と喜んでくれること、何よりも「また来てください」の言葉が一番嬉しく思って活動しております。
大中様
大好きな高齢者とお話しできることがいちばんの喜びです。ご利用者から「聞いてくれてありがとう」と言っていただくと嬉しくなります。ご利用者からの要望を事業者にお伝えして実現したときは、この活動をしていて良かったと思います。
― ときわ園の魅力をお聞かせください
石澤様
誰でも思う、誰でも言葉に出すことと思いますが、自然に囲まれた事業所です。春は花が咲き、夏は緑の匂い、秋は紅葉の景色、冬は安らぐ静けさ、と環境抜群の施設です。介護職員の教育された言動、明るい環境、ご利用者第一の運営が素晴らしい魅力です。
大中様
何といってもこの自然豊かな立地です。春には鶯が鳴き、夏には蝉の声が聞こえ、遊歩道には季節の花が咲いており、敷地内で散策ができるのは素晴らしい環境です。また職員さんが明るく元気にご利用者に声掛けしている姿を見かけると、私自身も心が温かくなります。
― ときわ園には今後どんなことを期待しますか

介護相談員の役割を説明する石澤様
石澤様
コロナ感染時の感染対策が大変素晴らしく良かったと思っております。外国の介護職員の方にも、徹底した対策・意義を伝え、感心いたしました。今後も外国籍の介護職員を採用して、日本の介護職員と外国の職員とで、一緒に高いレベルの介護活動ができるように期待をいたします。
大中様
介護相談員としての気付きやご利用者の声をお伝えすると、すぐに対応していただいています。今後も、ご利用者やご家族・外部の方からの意見を取り入れ、職員さんも含め、皆さんが笑顔で安心して過ごせる施設であり続けていただきたいと思います。
石澤様、大中様、この度はインタビューに応じてくださりありがとうございました。