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介護職長 井上宏樹
この度、特別養護老人ホームときわ園に、1月16日より介護職長として入職しました井上宏樹(イノウエ ヒロキ)と申します。どうぞよろしくお願いいたします。
実は、ときわ園は初めましてではなく、10数年前の大学時代の実習先として、そして、初めての就職先でもあります。今回の入職前において、ユニットケア施設の増設、デイサービス事業、居宅介護支援事業所の開始等、ときわ園の様変わりについて知っていましたが、その当時から見ると、様々な面で大きく変化したと感じています。
変化したといえば、5月1日より、時代は平成から令和へ。ときわ園も昭和から平成、そして令和の時代へとなりました。
その時代の変化の中で思い返してみると、入職当初のときわ園での時間は、右も左もわからない中で、私自身の介護の基本や心得、そして福祉の考え方等々の基礎を教えていただいた場であり、今の自分自身の思考や様々な判断材料の一つとなっています。
そんな昔の事を思い出している時に、東京のある区で行われている、「ひとつ屋根の下プロジェクト」と「書生生活」という番組が目に留まりました。内容は、昔「書生さん」と言われていた、他人の家に住み込みで雑用等任される学生さんの現代版というものです。高齢者の方が住まわれている空き部屋を、大学生・大学院生が借りて共生するものであり、それぞれが自分たちの生活を送りつつ、時には、共通の時間を持つというものです。現代で言うホームシェアという形でしょうか。
そこで思うのは、ときわ園は設立30数年たち、介護保険は制度開始から10数年たちます。時代は流れ、変化していきますが、その時代の中で大切な事や思いは必ずあり、また、そこに今の問題点のヒントがあるかも知れないということです。そのことから、経てきた時代を回帰し、関係される方々の助言を受けながら、時代に併せた形を模索していく必要があると改めて感じているところです。
まだまだ未熟者でご迷惑おかけする事多々あるかと思います。何とぞ、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。