千葉市支え合いのまち推進協議会広報誌「みどりのきずな」(令和6年4月発行第41号)に、特別養護老人ホームときわ園で行われているSDGs活動の一環としての可燃ごみ削減の取り組みが掲載されましたので、あらためて内容を投稿します。
具体的には、施設の厨房から出る食材の残滓を、敷地の一角に配置したコンポスト群により堆肥にかえるという工程を職員連携で実施しています。
まず、厨房職員が廃棄食材からコンポスト向きのものを選別します。それを用務職員が、園庭のコンポストに投入します。この作業工程を、月曜から土曜まで繰り返します。日曜日の分は月曜日にまとめて投入します。時折、堆肥を取り出して別の場所に移し替えたり、コンポストの位置を換えたりといった作業も行います。
ごみ処分場に回る可燃ごみの量を減らし、逆に園庭の植生のために土壌を肥沃にすることができるのです。四季折々の花が咲くための、また庭の一部に設けた畑の作物が豊かに実るための助けとなっています。
こうした有用なコンポスト群はしかし、さすがに見栄えとしては最上とはいいがたいものがあります。また、夜間に野生生物が侵入し、土を掘り起こし、悪臭が漂うといった事態が生じてしまいました。
ここに園庭ボランティアの方々のご提案で、竹製の囲いを作成することになりました。竹はやはり施設の園庭の一角から切り出しました。それら切り出した竹を、選定し、半分に縦割り、寸法調整を経て、四隅に建てた支柱に取り付けていきます。こうして、素敵な竹囲いは完成します。
小さな取り組みですが、地域ボランティアの皆さんとの協働を通じて、循環型社会の実現に一役立てればと願っています。
写真:ボランティアの長澤様(左)、高橋様(右)