夕方に東の空に昇ってきた半月を天体望遠鏡でご覧になっているところ

宇宙と福祉。いったいどのような関係があるのでしょうか。

デイサービスセンターこもれびでは、毎月1回、「宇宙の話」のイベントがあります。その時々のトピックとなる宇宙に関係した話題を、分かりやすく、興味深く、おもしろおかしくをモットーに、ご利用者の皆さんにご提供しています。5月17日には、「天体望遠鏡を覗いてみよう!」をテーマに、実際にご利用者の皆さんに天体望遠鏡を覗いていただきました。

多くのご利用者にとっては、天体望遠鏡を間近で見るのは初めて。今回使用した天体望遠鏡は、口径8㎝、焦点距離1.2m、赤道儀付きの上級者向けです。「太陽は見えるのですか?」、「どんなところで見るといいのですか」など、質問を多くいただきました。

デイサービスは昼間のサービスですので星は見えません。ですから、どこか遠い景色を望遠鏡でご覧いただこうかと考えていました。ところが、その日は、月の出が12:44、午後であれば半月が見えることに気付きました。そこで、写真のように、明るい空ではありましたが、望遠鏡で月を見ていただきました。拡大された月やクレーターを見ることができ感動しておられました。

毎回の「宇宙の話」イベントで感じるのは、ご利用者の夢が広がるということです。スケールの大きなことに目を向けて夢を広げることは、福祉の精神にぴったりではないでしょうか。