特別養護老人ホームときわ園です。

先ほどテレビニュースで話がありましたが、3年前の今日、コロナウイルス感染症が国内で初確認されたとのことです。終わりの見えない中、利用者様にご不安な思いをさせないよう、日々職員は奮闘しています。

コロナウイルス感染症の影響により、ときわ園でもボランティア様の園内の活動を控えていただいています。安全を確保するための苦渋の決断でした。
そのことにより、歌を楽しむ音楽ボランティア様がお見えになれなくなりました。それにより、利用者様の楽しみが減ってしまいました。何とか利用者様に楽しい時間を、と考えた園では、音楽演奏が得意な職員の業務を調整し、週1回フロアでの音楽会「歌の会」を開くようになりました。これには利用者様も楽しそうに参加されていました。
しかし、昨年はコロナクラスター発生により、再び中止を余儀なくされました。必要だったとはいえ、厳重な感染対策の上での生活は、利用者様も職員も気持ちが沈んでいくようでした。

多くのことを乗り越え制限解除となったあとの11月某日、久しぶりの歌の会が行われました。利用者様に歌詞を纏めた本をお渡しし「次はこの曲を歌いたい」と希望を募り、演奏をしていきます。


念のため距離をとっていただいているため、参加者様が少ないように見えますが、写真の外にも多くの方がおられます。皆様に届く明るい演奏。それに乗って利用者様の歌声が響いていく様子は、感染対策の中で必死に利用者様の生活を守ってきた、職員の心も癒されるようでした。

ときわ園では現在も、感染対策を徹底しながら歌の会は続いています。今日もどこかのフロアから、楽しそうな演奏が聞こえてきています。