福祉施設にとって、ボランティアの受入れは不可欠なものだと言えます。
お互いのニーズが合えば、「行って良かった」「来てもらって良かった」と、皆が笑顔になります。
しかし、昨年の春以降、新型コロナウイルス感染防止のために館内でのボランティアは受け入れておらず、なんとか再開できないかと模索してきました。
そんな折、千葉市社会福祉協議会緑区事務所のサポートによって、zoomを使ったボランティア演奏会を実現させることができました。
土気公民館での演奏を、ときわ園をはじめいくつかの施設にリアルタイムで配信するという試みです。
ときわ園では10年前から、iPadを使った介護記録システムを導入してきました。
館内にはWiFi環境が構築されており、介護記録だけでなく、動画の視聴など利用者のためにも活用されてきました。
それで、コロナ禍になって早々に、zoomを使っての朝礼や会議に切り替えることができました。
その環境を活用して、全館でボランティア演奏会を視聴するという一大プロジェクトを行うことになりました。
今回は、筝(そう)と尺八の演奏をする「まゆだまの会」による、約30分の演奏会です。
土気公民館と緑区事務所との打ち合わせを重ね、2月18日にリハーサルをを行い、2月26日に本番を迎えました。
当園ではデイサービスと各フロアの計5カ所で、TVとiPadを繋ぎ、より多くの利用者に視聴できるようにしました。
各フロアで参加できるので、結果として、約50名の利用者が楽しむことができました。
初の試みでハプニングもありましたが、久しぶりのイベントに喜ぶ利用者と接し、今後のボランティア受入れの新たな可能性も感じました。