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理事長 三枝弘朋

この度ときわ園の経営主体である社会福祉法人常盤会の理事長に就任いたしました三枝弘朋と申します。私がときわ園で仕事を始めたのは介護保険制度がスタートした2000年で、日本の高齢者介護が大きく変わる節目の年でした。これまでの約20年間、先代理事長の下で新たなことにチャレンジして参りました。2004年には新館がオープンし、新しい介護のスタイルであるユニットケアや新規事業のデイサービスセンターを立ち上げ、2012年には居宅介護支援事業所を開設し、地域の高齢者の皆さんと直に接し、介護のお悩みなどを共有しながらご支援して参りました。この間に介護保険制度や介護を取り巻く環境が目まぐるしく変化してきました。まさに荒波の中を航行する船に乗った気持ちでしたが、何とか様々な課題を乗り越えて来ることができました。
とは申しましても、一人の力でできることはごくわずかなものに過ぎません。これまで多くの方々から助けや支え、アドバイスをいただきながら進んでくることができました。そのことを心から感謝しております。私の好きな昔の格言に「相談しないと計画は失敗し、助言者が多ければ達成される」という言葉があります。私のそばにたくさんの優れた助言者がいてくださったことはこの上なく幸せなことだと感じ、感謝の念に堪えません。
少子化が加速し、団塊世代が75歳以上を迎える2025年に向けて益々介護を取り巻く環境は厳しさを増していくことが予想されます。環境の変化に柔軟に対応しながら、初代理事長斎藤春雄、先代理事長三枝俊夫の意志を継いで、常盤会の良き伝統を継承しつつ、今後も皆様から愛され、信頼される施設となれるよう努めて参る所存でございます。至らないことが多々あるかと存じますが、引き続き、前任者同様皆様からのご支援とご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。