特別養護老人ホームときわ園では、昨年、千葉大学看護学部の学生さんの卒業研究に協力させていただき、このほどその研究論文がまとまりました。2月14日に千葉大学の小川俊子先生と、学生さんが来園し研究の報告をしてくださいました。小川先生は、千葉大学大学院 看護学研究科 先端実践看護学部門 高度実践看護学講座 看護病態学領域において研究活動をしておられます。

卒業研究のテーマは、「特別養護老人ホームにおける足白癬および爪白癬の罹患状況とケアのについての実態調査」というものです。この調査結果は、白癬つまり水虫というと何かと軽視されがちかもしれませんが、高齢者にとってはQOLの低下につながりかねない極めて重大な感染症であると指摘しています。一方では、特別養護老人ホームでの白癬に対する対応策は概して十分とは言えないところもあるということが分かりました。

特別養護老人ホームときわ園では、これまでも白癬を含め感染症対策に一生懸命取り組んできましたが、この調査結果を参考に一層対策に万全を期していきたいと思います。