特別養護老人ホームときわ園です。今日は、ある日の一場面から。

介護職員はひとつのフロアに所属し、そのフロアの利用者様と関わるケースが多いです。
(もちろん、必要に応じて応援に駆けつけることもあります)
看護師や専門職は、複数のフロアに関わり、よりよいケアができるように努めています。

という状況の中、ある専門職がラウンド(フロアを巡回して必要な事柄を確認する業務)していたところ、一室から声がしました。声が聞こえたので伺うと、利用者様がベットにいらっしゃいました。一日起き続けることが難しい利用者様には、日中の何時間かお休みになっていただくことがあります。身体は疲れているとはいえ、ご気分は良いようでお話し相手を探すために大きな声で呼びかけておられたようでした。職員はそばに寄り添い「ゆうべは寒くありませんでしたか?」「体調の悪いところはありませんか?」など伺った後、少しの間ですがお話をしました。

その方は猫がお好きとのことで、「かわいいよねぇ」と話に花が咲きました。
用事があったため、名残惜しいですが「おはなし出来て楽しかったです」と専門職が話すと、ご利用者様は嬉しそうに笑顔を見せてくださいました。夕食の時間など、この後の予定をお伝えすると安心したように枕に頭をつけられました。利用者様には楽しい時間を、少しでも長く過ごしていただきたいと考えている専門職でありました。

ときわ園では、利用者様が安心して過ごせる環境を作り続けていきます。