特別養護老人ホームときわ園は、八街市より健康事業の一環としてフレイル予防と対策に関する講演と体力測定の委託を受け、10月28日に八街市総合福祉センターで実施いたしました。講師は、特別養護老人ホームときわ園の作業療法士 石田琢哉職員です。
そもそもフレイルとは何でしょうか。フレイルとは健康と要介護・寝たきりの間を指し、簡単にいうと「加齢によって心身が老いおとろえ、社会とのつながりが減少した状態」のことです。心身の機能が加齢とともに低下し、多くの方が、健康な状態から中間的なフレイルの状態を経て、要介護状態に至ります。
65歳以上の10人に1人がフレイルともいわれていますが、ここで大切なことはフレイルは可逆性であるということです。つまり、もしフレイルになったとしても、適切な対策をとることで、健康な状態に戻すことができます。フレイルの予防と対策で、「健康寿命」を延ばしましょう。
今回の体力測定では、握力、10メートル歩行テスト、そしてTUGテスト(起居動作・歩行・方向転換の複合テスト)の3つを実施。出席者の皆様は一生懸命取り組んでおられました。アンケートでは、とても多くの方から「よかった」「とてもよかった」という感想をいただいており大変うれしく思っております。
今回の講演をきっかけに、無理のない予防と対策を実施していただくことで、1日でも多く、皆さまの「健康寿命」が延びることを願っております。