特別養護老人ホームときわ園ではノーリフトケアを推進中です。

介護職員にとっては職業病とも言える腰痛。しかし、単に職業病と済ませてしまってもよいのでしょうか。決してそうではありません!何をするにしても肝心要な部分の一つは腰です。腰を痛めてしまっては適切な介護を行うことができなくなってしまいます。大切な職員を腰痛から守らなければならず、ご利用者も安心して介護を受けられるようにしなければなりません。

手作りスライディングボードを使っての移乗

そこで、注目されているのは、ノーリフトケア。ご利用者の身体を持ち上げることなく移乗していただく介護です。そのための福祉用具の一つはスライディングボードです。すでにときわ園ではスライディングボードを使用してはきましたが、値段はかなり高価。たくさん常備するわけにはいきません。そこで、考えたのが手作りスライディングボードです。

改良したい部分を話し合う職員たち

リハビリ委員会が中心になり開発しました。材質は段ボール。段ボールで大丈夫なのでしょうか。それが大丈夫なのです。かなり頑丈で、ご利用者は安全に移乗できます。また、使用環境やご利用者に合わせた形で自由自在に制作が可能です。段ボールはたくさん余っていますので、材料も豊富で無料です。もちろん改良する部分はありますが、今後も実証を重ね普及させていきたいと思います。