特別養護老人ホームときわ園です。今日は、厨房で使用しているお鍋の話です。
厨房内では数多くの食器や鍋を使用しています。そのうちの一つ、直径28cm台の大きな行平鍋の持ち手が取れてしまいました。ずいぶん長く使っていたので、木の部分が傷んでしまったのでしょう。
ときわ園では、消耗品を除いた備品をすべて登録しています。破損や故障がある場合、申し出て、修繕や廃棄・買い替えを検討します。今回のこのお鍋も、きちんと報告をしました。職員何人かに相談しましたが、やはり持ち手を元に戻すのは不可能ということでした。
厨房職員とも相談したのですが、この大きさの鍋はよく使うとのことでした。最初は、こちらの鍋を処分し買い替える予定でした。しかし鍋自身は使用できる状態だったので、何とか出来ないかなと思っていたところでした。職員が自宅でその話をしたところ、そのご家族が加工できるという申し出を頂き、お願いしました。それがこちらです。
持ち手部分の付け根を整え、代わりに持ちやすいような引っ掛けをつけてくれました。これには厨房職員も驚いていました。
この鍋は現在、出汁を取る役目のほか、その日の料理がどうしても食べられない方用の少量の料理用に使われているとのことです。
ときわ園の厨房の備品にも、ひとつひとつエピソードが含まれているというお話でした。