生活相談員 澤本杏美
なぜこの仕事を選んだのか
中学生の時に骨折で数か月ベッド上での生活を経験しました。入院生活を支えて下さった方々や患者さんとの関わりの中で「人に寄り添い、人の役に立つ仕事に就きたい」と思うようになりました。引っ込み思案だった私でしたが「前向きになったね」と母からよく言われました。学生時代には様々な種別の施設へボランティアや実習へ行かせていただき、高齢者福祉の道を選択しました。
この仕事をしていてのやりがい
昨年から看取り介護が始まりました。介護職員の頃、最期までケアに関わることができず入院等で退所する方を何人も見送りました。ときわ園でできる支援は限られていますが、対象となった方とご家族様に最期まで安心してお過ごし頂けるように努めたいと思っています。また、私は利用者とご家族を繋ぐ役割でもありますが、今はコロナ禍で充分とはいえない中でも交流をもって頂けたり、意向に沿いながら多職種でのサービス調整を行えた時に嬉しく思います。私の仕事は他の職種の支えがあり成り立っていると思います。
社会福祉法人常盤会で働いて良かったと感じること
産前産後、育児休暇を取得させていただき、家族との有意義な時間を過ごすことができました。休暇中には資格取得に挑戦しました。ときわ園では資格取得報奨金制度があり、社会福祉士取得で5万円いただきました。復帰してからもうすぐ2年を迎えますが、子供の受診や体調不良により急な早退や休みをいただくことが少なくなく、周囲の方々に支えて頂いています。「お母さんの代わりはいないからね、大丈夫だよ。頑張ってね」と励まされることも多く、感謝の気持ちでいっぱいです。育児と家事、仕事の両立は大変でくじけそうな時もありますが、仲間や職場環境に恵まれていて頑張ることができています。私は介護職員として勤めた後、家庭の事情で一度退職していますが、もう一度ときわ園で勤めることができ感謝しています。
